大手メディアが報じない真実

大手のメディアがあまり報じない事やわかりにくいニュースの用語などの説明をします。

悪行検察官の取り調べ【可視化を考える】

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もし無実の罪で捕まったらどうする?

「本当のことを話せばわかってもらえる!」

現実はそんなに甘くないです。

 

http://www.moj.go.jp/content/000071565.pdf(こちらのPDFファイルは法務省:第9会議宮崎委員提出資料2【PDF】の資料です)

上の資料は2010年12月中旬~2011年1月末に全弁護士に対して行われた取り調べに関するアンケートです。

2010年時点の全弁護士28,870名に対して回答は257名、回答率は約0.89%。

取り調べの内容について大きく6つに分類されているのでそこからいくつかピックアップして紹介します。

目次

「検察官から脅迫(不利益の告知)を受けた。」

「認めないと逮捕する。」
「認めないと弁護人を逮捕する。」
「署名しないと何回でも再逮捕する。」
「認めれば略式で終わるが,認めなければ正式起訴にする。」
「認めれば略式罰金になる。否認を続ければ,前科がつく。」
「否認するなら保釈しない。」
「絶対に保釈させない。」
「認めないとずっと入っていることになる。」
「認めないと懲役15年になる。」
「懲役10年にしてやる。」
「このままではあなたは死刑になる。」
「認めないと全部失う。」
「死ぬまで刑務所に入っていろ。」
「認めないと妻を呼んで取り調べる。」
認めなかったが,病身の妻(癌)の取調べをされ,堪えられなくなり認める
「事実を話さないと妻子を逮捕する。」
「お前のような者に黙秘する権利はない。」
「争えば会社は潰れる。いくらでも争え。」「会社を潰すのは簡単だ。」
「お前の会社を潰す。」
「ぶっ殺すぞ」と言われて脅迫された。机を叩く,大声で怒鳴るなど。
「お前は何様だ。」「俺は検事様だ。」「国から命じられた俺が嘘をついていると言うのか。」と,被告人が嘘をついているかの如き中傷を受けた。

「検察官から利益誘導を受けた。」

「事実を認めれば不起訴にする。」と言われたが,起訴され,「認めたので起訴した。」として同じ検察官が公判に立ち会った。
「認めたらすぐ出られる(保釈)。」
「認めれば悪いようにはしない。執行猶予かはどうかは,検察の書き方一つなんだ。」
「大した罪ではないから認めろ。」

「検察官から暴行,身体的圧迫又は動作の強要を受けた。」

机を叩く。
机を強く叩き,「虫がいた。」などと述べた。
椅子を蹴られた。
椅子(誰も座っていないもの)を蹴られた。
ゴミ箱を蹴飛ばした。
書類を机に叩きつける。
ペンを投げつけられた。
耳元で怒鳴られた。
大声で「嘘つくなよ。」等,罵倒された。
人間のクズ扱いされた。
立つことを強要された。検事が沈黙のまま2時間43分も無言の圧迫を受けた。書類の束を投げつけられそう
になった。
羽交い締めにされた。
力いっぱい殴る真似をして「こうじゃないのか。」と何度も供述を訂正させた。被疑者を睨みつけるように見た。

「検察官が弁護人との信頼関係に関わる言動に及んだ。」

「1年目の弁護士に何ができる。」
「お前の弁護士は,弁護士になりたてで力がないから,自分のやったことを認めないと不利になるぞ。」
「黙秘をすすめる弁護士はバカだ。お前は弁護士のモルモットにされている。」
「弁護士は自分のことしか考えていない。本当の味方は検察だけ。弁護士は金のことしか考えていない。」
「弁護人はあなたを最後まで守ってくれるわけではない。」
「弁護士はDNAの素人だ,弁護士はお前の刑が何年になろうと腹は痛まない。」
「再逮捕再勾留しないと弁護人に言ったので保釈請求したのに,保釈決定が認められたとたん再逮捕・再拘留した。

「長時間又は深夜に及ぶ取調べが行われた。」

○○分署,1日10時間以上
8月13日488分,8月14日287分,8月16日359分,8月17日266分,8月18日241分,8月19日253分,8月20日
起訴
○○拘置支所 2月11日から3月10日まで連日(土日も)午後から午後9時頃まで取調べがされた。
午前1時までの取り調べ。多くは午前0時まで。
午後1時から午後10時過ぎまで,○○地検○○支部で。参考人(証人)は透析患者。

その他

内容を読ませてあげることなく,署名・押印をするよう強引に迫った。
聴覚障害者である被疑者には分からないであろうと思ったか,被疑者を侮辱する発言(バカ等)を浴びせた(唇の動きでわかったとのこと。)。
余罪を1件ずつ再逮捕を繰り返して起訴するぞと脅された。
法的に重要な差異があるにもかかわらず,「大した違いじゃない」と言って,本人が言っていることと異なる内容の調書に署名させる(故意と過失,未必の故意と確定的故意など)。
「クズ」「死ね」などの人格非難を繰り返された。
大声を出す,被疑者の言い分を言わせず,自分の言いたいことばかり言って精神的にまいらせる。弁護人が指摘しても「そんなことはしていない。」と否定。
血尿発症しているのに手術を起訴後に遅らせて取調べがされた。
「あなたなんて一生歩けなくなればいいのよ。あなたなんか死ねばいいのよ。」

 

選別したつもりですがあまりにもひどいので多くなってしまいました。

侮辱、恫喝、暴行、拘束、脅迫、家族や知人を人質に取ったりと密室の取調室の中で違法行為が行われています。

これでは一度捕まってしまえば罪を認める(無実)まで出してもらえそうにありません。 

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それでもボクはやってない」は電車の中で青年が無実の痴漢容疑で捕まりその後無実を証明するために戦うストーリーです。

電車の中で起きる痴漢冤罪事件は駅長室に行ったらもう助からないと言われています。

この作品では日本の刑事裁判制度の問題点を明らかにするとても見ごたえのある作品です。

最終的にどうなるかはご自分の目で確かめてください。