大手メディアが報じない真実

大手のメディアがあまり報じない事やわかりにくいニュースの用語などの説明をします。

【マスコミが報じない】世界自由度ランキング、日本は96点

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国際NGO団体フリーダムハウス(Freedom House)が209の国と地域を対象とした自由度を格付けした「Freedom in the World 2018」を発表した。

日本は96点で全体では13位タイ、アジアの中では一番自由な国という評価を受けた。

 

www.epochtimes.jp

日本の悪い評価しか報道しない大手マスコミ

マスコミがよく発表するランキングと言えば国境なき記者団が発表する「報道の自由度ランキング」。

www.asahi.com

国境なき記者団が発表する報告書に対する違和感もさることながら報告の中で触れている閉鎖的な日本記者クラブの問題には朝日新聞の記事の中では一切触れていない”報道しない自由”の権利を行使している皮肉のような記事になっている。

26の評価項目

| Freedom House(評価方法)

評価は大きく分類すると政治権利【PR(Political Rights)】と市民権利【CL(Civil Liberties)】に分けられる。

さらにPRは下で説明する項目のA~C、CLはD~Gに分けられる。

PRCLの各合計から下の表のように分類される。

PRCLの平均(Status)が1.0~2.5ならFree、3.0~5.0ならPartly Free、5.5~7.0ならNot Freeに分類される。

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A.選挙プロセス(Electoral Process)【計12点】

  • A1.行政や国民の代表を選ぶ選挙は自由で公平か?
  • A2.人々が代議士を選ぶ選挙は自由で公平か?
  • A3.選挙に関する法律と構成は公平か?それは適切に行われているか?

B.複数政党制と政治参加(Political Pluralism and Participation)【計16点】

  • B1.様々な政党や政治団体を組織する権利があるか?そして政党や政治団体は自由なシステムの競争を妨害されることがあるか?
  • B2.選挙を通して野党(反対勢力)が支持を増やしたり台頭する現実的な機会があるか?
  • B3.人々が政治に関する選択をする際に軍、外国からの圧力、宗教、経済権力など民主主義では説明できない力が働くことはないか?
  • B4.市民の権利と選挙の権利は人々に差別なく(民族、宗教、性別、LGBT等)平等に与えられているか?

C.政府機能(Functioning of Government)【計12点】

  • C1.自由に選ばれた政府の代表と代議士が政府の政策を決定しているか?
  • C2.公人の汚職に関する防衛手段は強固で有効か?
  • C3.政府は開放性と透明性を持って仕事しているか?
  • Add Q.政府や占領国が故意に国か地域の民族構成を変化させて文化を破壊したり政治的調整によって他の団体を支援することがあるか?(減点で計算)

D.表現の自由と信仰の自由(Freedom of Expression and Belief)【計16点】

  • D1.自由で独立したメディアがあるか?
  • D2.個人は公共の場で宗教的信仰に関して自由な表現と活動が認められているか?
  • D3.学問の自由はあるか?そして、政府が提供するのは自由な教育制度か?
  • D4.個人が監視や懲罰を恐れずに自身の政治や取扱いの難しい問題に関する意見を表現することができるか?

E.連合の権利と組織の権利(Associational and Organizational Rights)【計12点】

  • E1.集会、会議が自由にできるか?
  • E2.自由に非政府組織の設立・活動ができるか?特に人権や統治に関する仕事に着手する団体。
  • E3.技能団体や労働組合は自由にできるか?

F.法規則(Rule of Low)【計16点】

  • F1.独立した司法組織があるか?
  • F2.刑事問題、民事問題は適正な手続きで処理されているか?
  • F3.戦争と反乱からの物理的な力と自由の不正使用の保護はあるか?
  • F4.法律、政策、慣習は人々の均等な待遇を保証しますか?

G.自治権と個人の権利(Personal Autonomy and Individual Rights)【計16点】

  • G1.個人は住所、雇用、教育の変更を自由に行うことができるか?
  • G2.個人は財産所有、民間企業の設立の権利を国家や非国家主体から不当な妨害をされることはないか?
  • G3.個人は婚約相手の選択や家族規模、DVからの保護、外見のコントロールなど社会的自由があるか?
  • G4.個人は自由な経済開発や平等な機会が与えられているか?

Frequently Asked Questions | Freedom House

209の国と地域の評価

About Freedom in the World | Freedom House(ページ一番下に2018年Excelデータ有

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世界自由度ランキングの最下位はシリア、次いでチベット南スーダン北朝鮮エリトリアとなっている。

ちなみに日本が100点に到達しなかった原因は

  • 「D1.自由で独立したメディアがあるか?」
  • 「F4.法律、政策、慣習は人々の均等な待遇を保証しますか?」
  • 「G3.個人は婚約相手の選択や家族規模、DVからの保護、外見のコントロールなど社会的自由があるか?」
  • 「G4.個人は自由な経済開発や平等な機会が与えられているか?」

上位は北欧が占めているが満点から4点減らして日本も食込んでいる。