共同通信の誤報と影響力
6月に行われた日米首脳会談にてトランプ大統領が通商交渉時に大東亜戦争での真珠湾攻撃の話に言及し圧力を掛けたと共同通信が報じた。
しかし実際に会談の中で行われた話しとはニュアンスが大きく違うことが他の報道機関での報道からわかった。
そもそも共同通信って?
日本のみならず世界の様々な都市に支局を置き全国の新聞社や放送局、海外メディアにニュースを配信しています。
2006年には日本のメディアとして初めて平壌(北朝鮮)にも支局を開設。
特に地方の放送局や新聞社は自社での幅広い取材は困難となるので共同通信が書いた記事をそのまま書くことになります。
そのため共同通信の影響力、責任は重大になります。
共同通信は取材したの?
今回、共同通信は通商交渉において圧力を掛ける意味でトランプ大統領が真珠湾の話を持ち出したと報じています。
しかし、他のメディアでの取材では日時・場所・内容が全く違い、あの時の強い日本はどこへ行ったという意図での発言でした。
共同通信が報じた記事はワシントン・ポスト電子版の記事を元に書かれたものであり、ワシントン・ポストと言えば反トランプで知られるメディアですからその記事の裏どりもせずにそのまま書くのはいかがなものでしょうか。
下が産経新聞が取材して報じた内容で共同通信が報じた内容とは大きく異なる意味になっています。
紙面ではどのように報じられた?
上でも書きましたが地方新聞は共同通信が配信した記事をそのまま書きますので地方紙を見てみましょう。
東京新聞でも今回の件について書かれていましたがそれよりも大きく紙面を割いて書かれていたのが千葉日報。
下の画像が実際の物なのですが本物はカラーです(A4サイズでスキャンしたら一部入っていませんでした)。
海外のメディアをそのまま翻訳しただけというお粗末な記事作成にはたして共同通信は海外支局が必要なのだろうか。
参考サイト:共同通信社