ウナギはヤクザの資金源
今年(2017年)の土用丑の日は7月25日(火)と8月6日(日)ということらしいのでウナギを食する方も多いと思いますが、皆さんが購入したウナギがヤクザ(暴力団)の資金源になっていることはご存知でしょうか?
ウナギはヤクザの資金源
wedge『ウナギ密漁業界に根を張る「闇の世界」とは』より
ウナギの稚魚(シラスウナギ)は「白いダイヤ」とも呼ばれ高額な価格で取引されている。
シラスウナギの漁獲は許可制となっており許可のないものによる漁獲は処罰の対象となっている。
この犯罪行為にヤクザ(暴力団)関わっているという。
現にヤクザ(暴力団)の逮捕者も出ている。
本書の宮崎県養鰻業者への取材によると「うなぎ稚魚の取扱いに関する条例」と宮崎県内水面振興センターが出来る平成6年以前はシラスウナギの約7割はヤクザ(暴力団)がらみの密漁だったと言う。
ウナギ・養殖ウナギについて
養殖期間はどれくらい?
簡単に説明するとウナギの養殖には「単年養殖」と「周年養殖」があり、「単年養殖」は6カ月程かけて養殖します。「周年養殖」では1年以上かけて養殖します。
別にウナギじゃなくても良い「土用丑の日」
諸説ありますが土用丑の日にウナギを食べるようになったのは1700年代後半からで夏場に売れ行きが悪かったウナギ屋が平賀源内に相談したところ「土用丑の日にはスタミナの付くウナギを食べて夏バテ対策」といった宣伝をしたところ定着したようです。(近年で言うところのバレンタインデーにおけるチョコレートや節分の恵方巻のようなものです)
元々、土用丑の日に「う」の付く食べ物を食べる習慣があったようなのでわざわざウナギを食べる必要があるわけではありません。
また、夏バテ対策としてウナギを食べることに医学的根拠に乏しいとされています。
そもそもウナギの旬は?
養殖ウナギはシラスウナギを入荷して温度管理の上で養殖が行われるので関係ないのですが、天然ウナギの場合は旬があります。
土用丑の日が夏なので旬かと思う方もいるかもしれませんがウナギの旬は8~12月です。
日本で育てば国産ウナギ!
外国からシラスウナギを輸入して日本で養殖したのであれば国産ウナギとなります。
外国産、国産の定義は養殖期間によって決定されます。
養殖された期間が長い地域が産地となります。