大手メディアが報じない真実

大手のメディアがあまり報じない事やわかりにくいニュースの用語などの説明をします。

「ブルーベリーは目に良い」はウソ?

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ブルーベリーが目に良いと聞きますが本当なのでしょうか?

 

 

本当は十分なデータが得られていない? 

ブルーベリーに含まれるアントシアニンが目に良いと聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれませんが、人に対して投与したときの十分なデータは得られていません。

国立健康・栄養研究所には次のように記載されています。

俗に、「視力回復によい」「動脈硬化や老化を防ぐ」「炎症を抑える」などと言われ、種々の植物由来のアントシアニンを用いた有効性の検討が行われているものの、現時点ではヒトでの有効性・安全性については、信頼できるデータが十分ではない。

「健康食品」の安全性・有効性情報アントシアニンより】

もちろん、まだ信頼できるデータが得られていないだけで本当に効果がないと完全に言えるわけではないのですが、効果がないことの証明をしろということになってしまえば悪魔の証明になってしまいます。

なのでメーカーはしっかりと裏付けを取ってから消費者に提供しなければなりません。

目に良いと謳っている商品 

「でも、商品には目に良いと書かれていたような?あれはウソだったの!!詐欺?」と思う人もいるかもしれないので本当に書かれているか商品を見てみましょう。

わかさ生活スーパーブルーベリーアイ

 

商品名にアイ(目)と書かれているので目に良いのではと思ってしまうかもしれませんがこれは細かいことなので置いといて。

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商品画像を見ても目に良いと書かれている箇所はありません

商品説明に次のように書かれています。

「本当に目によいサプリメントをつくりたい」

この文を見て目に良いと思ってはいけません、目に良いとは言っていません。

例えば「商品を使用したお客様を幸せにしたい」と書かれた商品があったとしたら、これはメーカーの思いや感想であって幸せにするという効用ではありません。

 UHAグミサプリ めぐみアイ

 

 

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パッケージにブルーベリーが描かれていて「目を保護する」と書かれていますが、ブルーベリー味というだけです。

目を保護する役割を持つのはルテインという物質で、この物質はブルーベリーには含まれていません。

第二次世界大戦から目に良いというデマが広がった?

hbol.jp

要約しますと、第二次世界大戦の最中ドイツ軍と戦うイギリス軍。

イギリス軍は高性能レーダーを開発したためドイツ軍との戦闘を有利に進めていたのだが、高性能レーダーを開発したという情報を相手に知られたくないイギリス軍は「ニンジンを食べているので暗視能力が高くなった」というデマを流して情報攪乱をした、というお話。

↑ご指摘頂きましたので訂正します。ニンジンに含まれるβカロテンは体内でビタミンAを生成する材料となり、ビタミンAはドライアイ(眼球乾燥症)や夜盲症などに有効ということです。【2017/10/23訂正】

実は最初の話ではブルーベリーではなくニンジンだったのだがいつのまにかブルーベリーは目に良いということになっていった。