都職員による小池知事の評価46.6点。石原元都知事は71.1点。
東京都の自治体専門誌「都政新報」で小池都政一年目の都職員アンケートが行われました。
小池都政一年目と今までの都知事を比べてみましょう。
小池知事を職員が採点
小池都政一年目の評価は近年の都知事の中でも最低の評価が付けられた。
小池都政の採点の平均点は46.6点。
それまでの都知事の一年目の評価は舛添都政が63.6点、石原都政が71.1点と高評価だ。
舛添都政に40点以下の評価をした職員は7%なのに対して、小池都政に40点以下の評価をした職員は36.4%と一年目から見通しの悪い結果となった。
同点数が合格点かどうかの質問に対して「落第点」、「合格点は与えられない」とした職員は全体の57.1%となった。
低い評価を付けた理由としてパフォーマンス重視で都民の為ではなく自らの評価が上がりそうなことだけに興味を示し、仕事の仕方が独善的で職員を信用していないことなどが挙げられている。
豊洲移転は9割が評価していない
豊洲移転は88.7%が評価できないとしその理由として行政手続きを無視し独断で決断したうえ賛成派・反対派どちらにもいい顔をして収拾がつかなくなったことや自ら風評被害を生み出したことも低評価を付けられた原因だ。
また、「職員の声に耳を傾けているか」というアンケートに対しては89.6%が「思わない」と回答した。
この評価に対する小池知事の反応は?
低評価に対しては聞き方が悪いと答えた。
また、情報公開が一丁目一番地としていたが豊洲移転の決定プロセスが不透明なことに対しては石原知事の尖閣諸島購入も不透明だったとはぐらかした。
職員との信頼関係が希薄ということに関してはこれからやっていくということだ。
ちなみに石原都知事は?
上でも書きましたが石原都政の一年目の評価は71.1点と高評価だ。
暴走老人と言われたり、脳梗塞を患ったにもかかわらず小池知事を引き立てる悪者として百条委員会に引きずり込まれたましたがその都知事としての仕事ぶりはどうだったのでしょうか。
青島前知事から引き継いだ石原都知事が就任した当時、東京都は未曾有の財政危機に瀕していた。
自らの給与や職員の給与カットなどによる身を切る改革により年間約800億円の削減を実現し健全化へ進めていった。
色々な評価はあるだろうが都民に選ばれて4期14年続けられたことが全てを物語っているのではないだろうか。
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